校歌の謹製が軌道に乗った頃合いを見計らい、当協会は第二の格式について審議いたしました。候補として挙がったのは「記念詩」「賞状文」「額装俳句」の三案であります。いずれも認定という機関の性格に沿う形式でありましたが、最終的に額装俳句が採択されました。

採択の理由は主に二点であります。第一に、俳句は十七音という定型を持つため、生成物の品質を機械的に検品しやすいという実務上の利点がございました。第二に、額装という物理的な仕上げを伴うことで、校歌(映像)とは異なる質感の授与物を用意でき、対象者様の営みを異なる角度から讃えられると判断したためであります。

会議では取材の手順についても議論がございました。校歌と同様に対象者様の営みを取材したうえで一句を詠む方針とし、ご本人による句のご指定はいただかない運用に統一いたしました。これは校歌における「歌詞は当協会が詠むもの」という既定の踏襲であり、認定の主体を当協会側に置くという機関としての一貫性を保つための判断であります。

毛筆による書き入れと金縁の額への納品という工程は、当時まだ具体案がなく、後続の号にて試行錯誤の記録を報告する予定であります。第二格式の受付開始は、この会議から十日後を予定いたしました。

本稿は現象台帳#ev-0058を典拠とする。